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【プレミアつく?】オリンピック切手の詳細と買取相場を解説

オリンピック切手 

2018年韓国で開催された平昌オリンピックが閉幕し、次はいよいよ2020年東京オリンピック。自国開催ということもあり非常に盛り上がりを見せていますが、そんな中で注目が高まっているのが、長野五輪以前のオリンピック記念切手です。過去オリンピックの開催に合わせて数々の記念切手が発売されてきましたので、コレクション目的や値上がりを見越して購入した方も多いのでは?

今回はオリンピック記念切手の詳細と買取相場について解説していきます。

 

東京オリンピック記念切手|詳細と買取相場

まずは1964年に開催された第18回東京オリンピックの記念切手について見ていきましょう。元々は1940年に開催予定でしたが、日中戦争と第二次世界大戦の勃発により中止になり、日本国民が待ち望んだ初の自国開催のオリンピックでした。

 

オリンピック東京大会募金(第1次 1961年)

オリンピック東京大会募金 第1次 1961年
 販売時期  1961年10月~1964年6月
 販売部数  200万枚
 概要 全20種
 販売価格 各10円

日本で初めて開催された1964年東京オリンピックの寄付金付き記念切手です。
1枚10円での販売ですが、うち5円分は東京オリンピック開催への寄付金です。そのため、「5+5」という表記になっています。他にも寄付金付き切手はありますが、中でも1964年東京オリンピックに関しては1961年~1964年の3年間、全6回にも渡り発行されました。この事からも、当時相当のオリンピック&切手ブームに沸いていたことが分かります。

1964年東京オリンピック関連の切手は、未使用品よりも消印がついていた方が高い価格で買取されるという非常に珍しい特性があります。当時、日本は相当な記念切手ブームで、本来の目的ではなくコレクションや転売目的で購入した人が多くいました。発行部数の多さと収集家がきれいに保存しているケースが多く、プレミア価格がつくのは難しいでしょう。

逆に、実際に切手として流通したものは非常に少なく、逆に消印付のものに価値が出るようになってしまったのです。買取の査定はほぼ額面通りとなってしまうようですが、このようなプラスアルファの価値があればもう少し良い査定が期待できるようです。

 

 

オリンピック東京大会募金小型シート(第1~6次 1964年)

オリンピック東京大会募金小型シート 1964年
 販売時期 1961年10月~1964年6月
 販売部数 各200万枚
 概要 第1次~第6次まで全6種
 販売価格  1シート30円・1シート40円

こちらも先ほどと同じ、1964年東京オリンピックの寄付金付き記念切手の小型シート版です。シートの状態で全6種、オリンピック競技別に20種の絵柄があります。

買取価格に関しては先ほどと同じになりますが、レスリング・やり投げ・飛び込みの絵柄は特に人気があるようですね。バラの状態でも発売されていますが、シートになっていた方が多少は高く売ることができます。
従って買取価格が高いのは、消印付>シート>バラ、の順となります。買取店にもよりますが、消印付で人気の絵柄の場合最大で1枚500円程度の価値がつく場合もあるようですが、基本は発行数の多さと収集家による保存状態が良いことからプレミア価格が付くことは難しいです。

 

第18回オリンピック東京大会記念(5種 1964年)

第18回オリンピック東京大会記念(5種)

 販売時期 1964年9月9日~1964年10月10日
 販売部数 駒沢体育館:2000万枚
国立霞ヶ丘競技場:4500万枚
他もかなり多い枚数、5種のまとめシートだけでも400万枚
 概要 5
 販売価格 5円、10円、30円、40円、50円

こちらは1964年東京オリンピックの通常記念切手です。額面は5円(聖火台と競技人物)、10円(国立霞ヶ丘競技場)、30円(日本武道館)、40円(国立代々木武道館)、50円)(駒沢体育館)の5種類で5枚セットになった小型シートとバラ売りで発売されたものがあります。

こちらもコレクション、転売を目的として非常に多く出回りましたので基本的にプレミアはつかないのが現状です。ただ寄付金付き切手と同じで、流通量が多い分消印付のものであれば多少プレミアがつく可能性があります。

 

第18回オリンピック東京大会記念小型シート(1964年)

第18回オリンピック東京大会記念小型シート
 販売時期   1964年10月10日
 販売部数   400万枚
 概要   5円、10円、30円、40円、50円が1枚ずつ
 販売価格 1シート135円

先ほどの1964年東京オリンピック通常記念切手の小型シート版です。バラ売りのものはオリンピック開催前から発売されていましたが、こちらのシート版は1964年10月10日の開催当日に発売されました。

しかし値上がりを見込んだ購入者が殺到し、400万枚も売れてしまったのでやはりプレミアはつかないようです。ただバラ売りよりもシートの方が買取価格は高くなる傾向にあるようですが額面通りの買取相場です。

 

札幌オリンピック記念切手|詳細と買取相場

続いては、第11回札幌冬季オリンピックの記念切手について見ていきましょう。1972年の2月3日から開催され、世界中から35か国が参加しました。冬季オリンピックとしては、日本だけでなくアジア全体で初開催となった記念すべきオリンピックです。

札幌オリンピック冬季大会募金

札幌オリンピック冬季大会募金
 販売時期   1971年2月6日
 販売部数   各2000万枚
 概要   2種
 販売価格   各20円

札幌冬季オリンピック開催の寄付金を募る目的で発行されました。額面は15円で、残り5円は寄付金です。絵柄はスキージャンプとアイスホッケーの2種があります。

各2000万枚ずつ発行され、残存数も多いため価値としては1枚当たり20円程度のようです。そう聞くと残念に思われるかもしれませんが、本来の額面は15円ですので、プレミアはつかずとも損はしないという点ではメリットがあるのではないでしょうか。

 

 

札幌オリンピック冬季大会記念

札幌オリンピック冬季大会記念
 販売時期   1972年2月3日
 販売部数   3500万枚
 概要   1種
 販売価格   1シート90円

こちらは札幌冬季オリンピックの通常記念切手です。バラ売りと小型シート版それぞれ販売されました。
20円切手がスキーとボブスレーの2種、50円切手が真駒内屋内競技場とフィギュアスケートの絵柄で1種です。買取価格は額面通りで、バラ売りも小型シート版も同程度です。また、20円切手よりは50円切手の方が使いやすいという理由から、50円切手の方が査定が良くなるケースもあるようです。

 

長野オリンピック記念切手|詳細と買取相場

1998年2月7日より開催された長野オリンピック。こちらは記憶に新しい方も多いかもしれませんね。スキージャンプの船木選手や原田選手の活躍で盛り上がった大会でもあります。このような近年の大会でも記念切手は発売されていますが、どのくらいの価値があるのでしょうか?

 

長野オリンピック冬季大会募金

長野オリンピック冬季大会募金 切手
 販売時期  1997年2月7日~1997年3月6日
 販売部数  2000万枚
 概要  2種
 販売価格  各90円

長野オリンピック開催の寄付金を募る目的で発行された募金切手です。額面は80円で、残り10円は寄付金です。
比較的近年に発行されており、人々の記憶にも新しいことから特別な価値はついていないのが現状です。札幌五輪以前の記念切手は状態によっては額面以上となる場合がありますが、長野オリンピック関連の切手に関しては、いずれも額面程度が限界となるようです。

 

長野オリンピック冬季大会記念

長野オリンピック冬季大会記念 切手
 販売時期  1998年2月5日~1998年3月31日
 販売部数  5000万枚
 概要  1種
 販売価格  1シート650円

長野オリンピックの通常記念切手です。発行部数は記録が残っている中では過去最多の、5000万枚です。
50円が5種、80円が5種の合計10種の絵柄がありますが、これまでのオリンピック記念切手とは違いバラ売りはされませんでした。買取相場はシートの状態で600円~700円ですので、バラになってしまった場合はもう少し下がるかもしれません。

 

まとめ|オリンピック記念切手、売るなら今!

オリンピック記念切手の買取市場は、高価買取というのは残念ながら現状では中々厳しいようですね。しかし、それでも売るなら今です!

最も希少性の高い1964年の東京オリンピック記念切手ですら、流通過多でその価値は頭打ちとなってしまっています。今後の値上がりも難しいでしょう。そうなると、自国開催のオリンピックが2020年という目下に迫り、記念切手への関心が高まっている今がまさに売り時です!

記念切手ではない通常切手のほとんどは額面割れの買取が当たり前ですから、オリンピック記念切手も売り時を逃すと額面割れしてしまう恐れが出てきます。そのため、額面金額以上で買取される可能性が高い現時点で売るのが賢い選択だと言えるでしょう。

記念切手の専門買取業者もあり無料で査定してくれますので、査定だけでも出してみることをオススメします。オリンピック記念切手を持っている!という方は、ぜひ一度検討してみてくださいね。